GREEK SALAD in GENEVA
レマン湖畔のギリシャ風サラダ

ジュネーブに暮らし始めて一年、この街のレマン湖畔の生活をとても気に入っています。このレマン湖という湖は、スイスのフランス語圏とフランスに広がる美しい湖。
『Bains des Paquis バン・デ・パキ』と呼ばれる岬は、ジュネーヴの皆の憩いの場。水はどんな時でも清らかに流れ、どこまでも透明。白鳥や水鳥たちはのびのびと暮らし、柔らかい水草も豊かに広がっているので魚もたくさん泳いでいます。夏は人間にとっても天然のプールになります。何の隔たりのない水の中をのびのび泳ぐのは本当に気持ちいい。
泳ぎ疲れたら、ここの食堂でアイスクリーム、ワイン、ビール、本日のおすすめプレート、チーズフォンデュを食べることが出来ます。食堂だからお手頃で気軽!
わたしはここでよく冷えたギリシャ風のサラダを友だちと分け合って食べるのが好きでした。この夏はここでたくさん泳ぐことができて、このサラダとの思い出もいっぱい。
簡単で、とっても美味しいギリシャ風サラダ。日本ではあまり馴染みがないけれど、簡単に作ることができるので、今回は、このサラダの美味しいオリーブをつまみながら、ギリシャとトルコに挟まれたエーゲ海と日本にある瀬戸内海について私が思ったことと一緒に書き綴ります。
スイスも秋めいてきましたが、日本も暑くなる日もありますか?
そんな時のお昼、または昼下がりのサラダに是非。
9月は日本では瀬戸内海のオリーブの収穫も始まりますね。ペリドットのように輝く新漬けのオリーブが恋しいです。

Tomoka’sGreek Salad Recipe
まずは美味しいオリーブを見つけてくること!
ジュネーブが国際的な街だからなのか、ヨーロッパだからなのか、ここで暮らしていると様々な地域のオリーブを見つけることができます。スペイン、イタリア、モロッコ、ギリシャ...

さて、今回はギリシャ風。なので、ギリシャのオリーブの名産地カラマタのオリーブやオリーブオイルを選びました。

日本で暮らしていた時は、特別ギリシャからの食材を見かけなかったので、見つけた時は、わたしにはとても新鮮でわくわくしました。
ギリシャへはまだ行ったことはないけれど、ギリシャと言えば思いつく食材のことを考えていたら、エーゲ海は日本の瀬戸内海に似ているなぁと思いました。
オリーブは小豆島を中心とするエリアから
蛸は瀬戸内の海でたくさん獲れます
淡路島の玉ねぎは大きくてみずみずしくてサラダにぴったり
このように瀬戸内海が育む豊富な海の幸と、そこに星のように無数に浮かぶ小さな島々の特産品は重なっていきます。
残るはフェタチーズ(羊または山羊の乳のチーズ)だけど、そこは木綿豆腐に替えてみると合いそうです。どちらも良質なたんぱく質を持っています。

作り方このサラダは、ギリシャでは、「田舎風サラダ」または「夏のサラダ」と呼ばれるそう。
たくさん動いて汗をかいた暑い時には、ササっと作れるものは嬉しい。
だから気取らず気軽に!ザクザク大きめに切った冷たい野菜にたっぷり滴るほどにオリーブの果汁を絡ませて食べてください☺
【材料】分量は自分と一緒に食べる人の食べたい分だけ
・トマト
・きゅうり
・玉ねぎ
・フェタチーズ or 木綿豆腐
・美味しいオリーブの塩漬け
・美味しいオリーブオイル
・オレガノ(乾燥)
・好みで塩や醤油
1.
トマトは粗く櫛切り
きゅうりも厚く切る 1cm弱ほど
(ヨーロッパもアメリカもきゅうりはとても太くて大きいから時々日本のぎゅっと締まった棘があるようなきゅうりが恋しくなる)
ボウルに入れて 軽く塩を振っておいておく
2.
玉ねぎ、フェタチーズを切る
1の塩をまぶしたトマトときゅうりから出た水気をペパータオルで拭き取る
そのボウルに玉ねぎを加えオリーブオイルを好きなだけかける(とにかくたっぷりが美味しい!)オレガノを加え和える
3.
お皿に盛り付け
オリーブとフェタチーズを載せる
完成!
オリーブやフェタチーズに強い塩味があるので、それと一緒に食べてください。美味しいよ!
木綿豆腐で作る場合は、重石をして水を抜き、塩やレモン汁で和えるてから作ってもいいですね。その場合は醤油もかけて風味を足して。


シインと一緒に作ったエプロンは、なんだかギリシャ風にも見えて この日は、意識して髪形やブラウスもギリシャ風に。
きっと海に囲まれた日本の空気でもこの白とコニャック色の革は似合うはず。このエプロンも是非Itadakimasu!のコレクションからチェックしてね!